『日蓮仏法をこヽろみるに、道理と証文とにはすぎず。又道理証文よりも現証にはすぎず三三藏祈雨事 御書874頁 

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 体験発表
    
  G地区 T・Sさん
 
    
 皆様、こんにちは。少年部長を勤めさせて頂いております、袖山正です。今、とても緊張しております。
 不慣れではありますが、体験発表をさせて頂きます。

 改めまして、
 第二十九回慈本寺支部総会、まことに、おめでとうございます。
 平成の時代も本日を含め、二日半となりました。このような時に、御住職様より、「体験発表を」との事で戸惑いました。
 折伏が成就していれば、喜んで体験発表をさせて頂こうと思いますが、今回は、入信動機と子供達を通して、感じた事を発表させて頂きたいと思いますので、宜しくお願い致します。

 突然ですが、皆様は「金縛り」を知っていますか?目は開いているのに、声も出ない、体が動かない状態の事を言います。
 中学二年生の時、友人が日蓮正宗の信徒(当時は創価学会)だったので、初めて日蓮正宗を知りました。その頃の自分は、心霊現象などに興味がありました。そんな時、「金縛り」に遭ったのです。
 最近では、金縛りも医学的に「筋肉が動かないレム睡眠中に起こる」などと、様々に解明されて来ていると思いますが、その当時は、「霊的」な現証だと思っていました。
 状況は、寝ていて、ふと目が覚めると二階で寝ている自分に向かって階段の下から音楽が流れてきて、だんだん近づき、音量も大きくなってきて、最大限になった瞬間、自分の体に音楽がのりかかり、体が動かず、声も出ませんでした。
 そんな時、友人の言葉を思い出しました。
「幽霊や怖いことに遭遇したら、『南無妙法蓮華経』と唱えれば、幽霊なんてどかにいってしまう」
との言葉を思い出し、半信半疑でしたが、唱えてみました。
 声が出ないので、心の中で、「南無妙法蓮華経」と唱えたら、金縛りがとけたのです。
「これは、すごい」と思い、次の日に友人に話し、日蓮正宗に興味がわき、入信を決意しました。「金縛り」に遭わなければ、今自分はここで発表をしていなかったかもしれません。
 当時、親に反対されましたが、高校二年生の時に、八王子の法忍寺様で御授戒を受けさせて頂きました。

 月日が経ち、信心から少し離れた時期がありました。

 三十歳頃に、このままでは、独身で結婚もできず、法統相続もできない。親に、「信心をしているから、結婚できない」と言われ、法を下げてしまうと思いました。
 そして、信心根本の生活を決意し、初代の石橋御住職様にお会いさせていただき、慈本寺様に参詣させて頂きました。

  その後、総本山任務者募集の話しがあり、三十二歳と年齢的にもギリギリでしたが、総本山任務者として、数年間御奉公をさせて頂きました。
 この時経験させて頂いた事は、一生の宝物です。色々経験させて頂いたなかで、当時の法華講の柳澤委員長様に直接御指導頂く機会がありました。委員長様は信心を持って仏様より智慧を授かるという「以信代慧」について御指導くださいました。とても貴重な体験をさせて頂きました。
 また、任務者同志が数日間生活を共にする事で連帯感が生まれます。そして何より、総本山大石寺様で数日間過ごしますので、心の汚れが洗われ任務が終わって、帰路に着く時は、とても清々しく幸せな気持ちになります。

『本尊供養御書』に
「須弥山に近づく鳥は金色となるなり」                    (御書一〇五四頁)
と仰せのように、大石寺に参詣し本門戒壇の大御本尊に御目通りすることによって、私たちは、自らの罪障を消滅し、諸々の願いを成就して成仏の大道を歩むことができるのです。
   
 総本山大石寺様に参詣させて頂くと清々しさを経験された方も多いいと思います。

 今回の体験発表を書かせて頂くにあたり、過去の事を思い出しながら書いていて、改めて登山啓蒙にもっと取り組んでいかねば、と思いました。私達日蓮正宗の信仰者にとって、とても大事な修行であります。

 総本山任務をさせて頂き、その功徳で、結婚もでき、子供も授かり、「法統相続」が出来るようになり、御本尊様に感謝のお題目をさせて頂きました。

 当時、法統相続をさせて頂きたいと強く思っていたので、節分会の時に、法統相続をさせて頂けるよう、御住職様に御祈念をして頂きました。
 すると、以前働いていた会社で家内と縁することが出来ました。私も年齢的にも30才半ばでしたので、結婚を考えての真剣なお付き合いになるので、「僕と結婚を考えているなら、一緒に信心をしてもらいたい」と折伏をして、交際を経て結婚へとなりました。
 その後、家内のご両親も折伏して、信心をするようになりました。家内のお父さんは、平成二十六年六月二十四日に亡くなりましたが、お母さんは元気に御講などにも今でも参詣をされております。

 現在、長男は高校二年生で高校受験の時は、「節分会」で御祈念して頂き、高校生になることが出来ました。次女は中学三年生、末っ子は今年中学一年生になりました。

 長男が中学一年生の時、鼓笛隊に入隊を、と御住職様より御指導を頂きました。
それは、長男が不登校になってしまったからです。
 小学六年生の二学期から、何となく学校を休むようになり、そのまま、中学三年生まで、不登校になりました。「このまま、引きこもりになってしまったらどうしよう」と思い、御住職様より「鼓笛隊に入隊を」との御指導を頂きました。
 人に遭うのが怖く、結局入隊はできませんでした。
 また、月に一度、病院のカウンセリングに通院していました。外に出すことが目的で、通院をさせるよう、病院の先生に言われました。
 寺院参詣を基本に少しでも外に出すことをしていました。人に遭うのが苦手で、いつもびくびくしていました。
 中学生のときは、不登校生用の教室があり、そこで勉強をし、高校も不登校生が通う学校を受験し、合格して現在に至っています。今は朝早く起き、積極的に登校し、部活のテニスと勉強をして、日焼けで黒く焼けています。
 友達も沢山出来、今は家にいる時間の方が少ない様に思うくらい、活発に活動しています。寺院参詣を基本にしていたからだと思いました。


 鼓笛隊の件ですが、長男と同時に小学五年の長女、小学三年生の次女も練習に半ば強引に練習に参加をしました。結果娘二人は鼓笛隊員として、今では練習に参加をさせて頂いております。
 初めは、全く行きたくなく、泣いていた時もありました。
 また、初めの頃は、奥様の章子様に自宅まで迎えに来て頂き、練習寺院の八王子の廣妙寺様まで送って頂いた事が数回ありました。
 この場を借りてお礼をさせて頂きます。「奥様、ありがとうございました。」
 奥様はとてもお忙しい所、自分たちの為に時間を作って来て頂いて、「練習に行かない」は絶対にあってはならない、と思い唱題をし御祈念致しました。
 結果、徐々に行くようになりました。奥様の熱意で、長女と次女が鼓笛隊員になれてと感謝したおります。
 練習も月に一、二回ですが、夏のコンクールが近づくと月に二、三回で、泊まりがけの練習も行われます。
 小学生の娘達の付き添いで、家内も練習や泊まりの時に、お手伝いで参加をさせて頂いております。
 練習に参加をされている親同士で、色々話して、信心を深めているようです。
 また、次女の鼓笛隊での友達は、自分が任務者をしていた時、総本山まで一緒に乗せていった方の子供でした。初めは解りませんでしたが、家内が話しをしていて、鼓笛の練習などで行った時に初めて知りました。まさか次女が仲良くしている子供の親が任務者だったとは、驚きました。また不思議な縁を感じました。

 長女も鼓笛隊の友達とよくLINEをしたり連絡を取り合ったり、遊びに行ったりして、楽しそうにしています。長女は中学校でも吹奏楽部の部活をしていて、午前中の部活が終わってから、午後の練習に廣妙寺様まで電車に乗って行っています。聞くと、「練習に行きたい。だれだれちゃんも来ているし」と言っております。

 初めて、練習にいった時の事を思うと、今の状況はとうてい考えられません。今では楽しくてたまらないようです。
 また、夏の合宿登山が近づくと、中学生は、一日三時間の唱題をして、終わったら、LINEで連絡しあって、お互いが切磋琢磨しています。
 自分も娘と一緒に唱題をさせて頂いております。私が夜勤でいない時は一人で唱題をしているようです。
 娘達も鼓笛隊員の方達との連帯感が生まれ、信心で繋がっているので裏切らないし、唱題をすることで、心が磨かれています。


 今回、体験発表の話しを頂いた時、何を書こうか、悩んでいました。
 これといった、劇的な体験が無かったので、過去の自分の事と子供達の成長について発表させて頂くことで、いかに普通に生活出来るかの大事さを体験できました。特に大きな病気も無く、毎月の御講に家族揃って参詣、毎年支部総登山会や地方部の行事に参詣参加させて頂いております。
 これは、信心の功徳であると、つくづく実感しております。
 地味な体験ですが、結果、今回自分の信仰を振り返った時に、改めて、信心の大事さを実感できました。

 御住職様にお話しを頂いた時は、「どうしよう、書けそうもない」と思いましたが、自分の殻を破る機会を頂けた、と今は思い、御住職様に感謝しております。

 最後になりますが、好きな御書の一節で
『崇峻天皇御書』に
「蔵の財よりも身の財すぐれたり。身の財より心の 財第一なり」(御書一一七三頁)
とありますように、心の財を積んでいき、令和三年の宗祖日蓮大聖人様の御生誕八百年、法華講員八十万体勢構築を目指して、今回のことを契機に全力で行動し、精進して参ります。
 以上で体験発表を終わらせて頂きます。
 ご静聴、ありがとうございました。
            (T・S)

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